よく来て下さるお客様のHさん、時間があればいろいろ話をするのだがHさんは、詩を書いてるんですが、地元の新聞に載ったり、雑誌に載ったり、音楽を作ったりと意欲的に活動されている方だと思っていました。
でも、ある日、Hさんが、「僕は、引きこもっていた時期がありまして、今でも通院しています。」
と言うのです。ビックリしました。
とてもそんな風には見えないし、それまでけっこうはっきりとHさんの作る音楽や詩に対して意見を
言っていた私は、何か申し訳ないような気持ちになりました。
昔のほんのちょっとした出来事が、Hさんには、大きなストレスとなって対人恐怖症になり、引きこも
ってしまったらしい。
今でも、薬の力で自分の心をポジティブ状態にしている、もう一人のネガティブな自分とそれに打ち勝とうとする自分との戦いの毎日、何かの行動を起こすとどんな小さなことでもマイナスの方向で考えてしまったりと…このような症状を“統合失調症”と言うらしい。
いずれにしても、自己開示して少しずつでも社会に復帰しようとしているHさんを私は、応援している。